不動産を売却するときにおこなう「インスペクション」とは?

2022-07-19

不動産を売却するときにおこなう「インスペクション」とは?

この記事のハイライト
●インスペクションとは、既存住宅の建物状況調査のこと
●価格査定前にインスペクションをおこなえば、精度の高い査定ができる
●インスペクションの費用相場は、5万円から7万円程度

近年、中古物件の売買が活発になっていくなかで、「インスペクション」の重要性が高まりつつあります。
しかし、具体的な内容や信頼性が十分に認知されていないのが現状です。
こちらの記事では、不動産を売却する際にインスペクションをおこなう目的やタイミング、費用についてご紹介します。
長野県安曇野市、池田町、松川村、大町市、白馬村、松本市やその周辺エリアで不動産の売却を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

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不動産を売却する際にインスペクションをおこなう目的

不動産を売却する際にインスペクションをおこなう目的

「インスペクション」とは、既存住宅の建物状況調査のことを指します。
建物の劣化具合や欠陥の有無を確認することで、建物がどのような状況なのかを確認することができます。
中古物件の流通が活発になっている昨今、インスペクションの重要性は高まりつつありますが、どのような目的があるのでしょうか。

宅地建物取引業法改正により「説明」が義務化

2018年4月、宅地建物取引業法が改正され、インスペクションに関する「説明」が義務化されました。
インスペクションを「実施」することが義務化されたのではなく、あくまでも義務化されたのは「説明」です。
この度の説明の義務化により、これまでインスペクションの存在を知らなかった方にも認知されるようになります。
そのため、インスペクションがおこなわれているかどうかは、今後の中古住宅の売買において重要性がますます増していくでしょう。

調査対象となる既存住宅

インスペクションの調査対象となる住宅は以下のとおりです。

  • 築年数が2年以上経過する住宅
  • すでに人が居住したことがある住宅
  • 中古の一戸建てやマンション

上記にあてはまらない、未使用の新築住宅は対象となりません。
また、調査対象となる建物の用途は、現段階では住宅に限られています。

インスペクションをおこなう目的

建物の現況調査をおこない、建物の劣化具合や建物の欠陥の有無を可視化することで、不動産の売却をスムーズにおこなうことがインスペクションをおこなう一番の目的です。
建物の状況を事前に把握することができますので、買主は安心して購入の決断をすることができます。
その一方で、インスペクションは売主にとってもメリットがあり、インスペクションを実施しておけば、売買契約書に建物の状況を明記することが可能です。
建物の状況を契約書に明記することで、売主が買主に対して負う責任である「契約不適合責任」の負担を大幅に減らすことができます。

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不動産を売却する際にインスペクションをおこなうタイミング

不動産を売却する際にインスペクションをおこなうタイミング

不動産の売却をおこなうなかで、インスペクションはどのタイミングで実施すれば良いのでしょうか。

価格査定の前におこなう

不動産会社に価格査定を依頼する前が不動産売却する際にインスペクションをおこなうタイミングの1つです。
不動産の売却価格には、築年数や立地、周辺環境をはじめとする条件が影響を与えますが、建物の劣化具合や欠陥の有無も大きな影響を与えます。
そのため、価格査定をおこなう前にインスペクションを実施すれば、価格査定前に建物の状況を把握できるため、精度の高い査定をおこなうことが可能です。

不動産会社からインスペクションの説明を受けたとき

2018年の宅地建物取引業法の改正により、不動産会社が売主に対してインスペクションの説明をおこなうことと、希望者にはホームインスペクター(専門家)のあっせんをおこなうことが義務化されました。
不動産会社がインスペクションの説明及びあっせんを売主におこなうタイミングは、「媒介契約」を締結するときです。
媒介契約を締結するときに、あっせんを希望すればホームインスペクターをご紹介できるため、このタイミングでインスペクションを実施するのも1つでしょう。

インスペクションにかかる期間

インスペクションにかかる期間は2週間程度です。
調査を依頼してからインスペクションを実施するまでに1週間程度、実施してから報告書を受領するまでに1週間程度の時間がかかると考えていれば良いでしょう。
そのため、売却計画は余裕を持って立てるようにしてください。
地方ではホームインスペクターの数が不足しているため、実施するまでに時間がかかってしまうことも考えられます。

誰によっておこなわれるものなのか

ホームインスペクターと呼ばれる専門家には、誰もがなれるわけではありません。
専門家となるのは、「既存住宅状況調査技術者講習」を修了した建築士です。
国が定めた「既存住宅状況調査技術者」の資格を持つ建築士でなければ、インスペクションをおこなうことができません。
そのため、インスペクションの調査結果についても、信用することができるでしょう。

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不動産を売却時にインスペクションをおこなう際の費用

不動産を売却時にインスペクションをおこなう際の費用

「不動産を売却するときにインスペクションを検討してみたい」とお考えの場合、気になることの1つが「費用」についてかと思います。
インスペクションにかかる費用は、地域や依頼する調査会社によって異なりますが、費用の相場がありますので目安として確認していきましょう。

インスペクションの費用相場

インスペクションの費用相場は、5万円から7万円程度です。
調査対象が一戸建ての場合は、面積によって異なる金額設定をしている調査会社が多くなっています。
延床面積が165㎡に満たない場合は5万円程度で、250㎡以上500㎡未満の場合は6万5,000円といった金額設定がその一例です。
また、機材をたくさん利用して詳細診断をおこなう場合は10万円以上かかる場合もあります。
そのほかにも、床下の調査をおこなうために、ホームインスペクターが床下に入り込むといった特別な調査を依頼する場合は、1万5,000円から3万5,000円の追加費用が発生するでしょう。

インスペクションにかかる費用の内訳

インスペクションにかかる費用の内訳は、以下のとおりです。
ホームインスペクターの費用
インスペクションをおこなう専門家であるホームインスペクターの人件費が費用には含まれます。
交通費
調査する物件まで来てもらうための交通費がかかります。
なお、現地の状況によっては駐車場代が別途必要な場合もあるでしょう。
調査機材の損料
調査に利用する機材は、使用されるごとに消耗していきます。
調査機材の損料は、この消耗に対する費用です。
そのため、高額な機材を使う調査の場合は損料が高くなる一方で、目視による調査がメインの場合はほとんど費用が発生しないでしょう。
報告書作成費などの事務コスト
報告書の作成をおこなう際は、紙代やインク代、作成者の人件費といった事務コストがかかります。
また、ホームインスペクター以外の事務スタッフがいる場合は、スタッフが稼働することもありますので、その費用も必要です。
広告宣伝費
調査会社の広告宣伝費やホームページの作成費用はインスペクションの代金に上乗せされています。
調査に直接かかる費用ではありませんが、認識しておきましょう。

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まとめ

今回は、不動産を売却する際にインスペクションをおこなう目的やタイミング、費用についてご紹介しました。
買主が安心して不動産を購入できるだけでなく、売却後のトラブルを避けることができるなどのさまざまなメリットがインスペクションにはあります。
不動産を売却する際には、ぜひインスペクションの実施をご検討ください。
「インスペクションについてもう少し詳しく知りたい」とお考えであれば、不動産会社にご相談ください。
株式会社中部住研では、長野県安曇野市、池田町、松川村、大町市、白馬村、松本市やその周辺エリアにおける不動産の売却に関するご相談を承っております。
不動産売却に関するお悩みがある場合はお気軽にお問い合わせください。

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